桜の森の満開の下 桜の森の満開の下

桜の森の満開の‪下‬

    • 4.1 • 695件の評価

発行者による作品情報

1947(昭和22)年、『肉体』創刊号に掲載された坂口安吾の最高傑作とも称される短篇小説。山賊と妖しくも美しい残酷な女との幻想的な怪奇物語で、文芸評論家の奥野建男は「生涯に数少なくしか創造し得ぬ作品の一つ」と激賞した。満開の桜の森が不気味な鈴鹿峠に山賊が棲み付く。ある春の日、山賊は都からの旅人を襲って殺し、連れの美女を女房にした。しかし、それが恐ろしくも哀しい顛末の始まりだった……。東京大空襲の死者を桜満開の上野山で弔った際、「逃げだしたくなるような静寂がはりつめて」いた風景が、この作品のモチーフになっているとも言われる。1975(昭和50)年に篠田正浩監督で映画化(山賊・若山富三郎、女・岩下志麻)。さらに、1989(平成1)年、劇団夢の遊眠社により『贋作・桜の森の満開の下』として戯曲家された。

ジャンル
小説/文学
発売日
1951年
6月16日
言語
JA
日本語
ページ数
29
ページ
発行者
Public Domain
販売元
Public Domain
サイズ
486.2
KB

カスタマーレビュー

むむんとり

初めて読みました

星野源の「桜の森」もこれに関連した曲なのでしょうか?
桜と聞いて思い起こすおどろおどろしさを具現化した小説です。

知的ボーダー

海外のカルト映画みたいな話

完成度の高い幻想小説。無駄な箇所がなく、一気に読めた。

2D猫

えぐい

夜長姫と耳男もそうだけど狂気性を描くために残酷な死を用いるのはちょっとワンパターン観する。
にしてもえぐい。その恋愛観は好き。
ラムネ氏のことの下を別テーマにして深掘りして欲しいかも。

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