



餓狼伝 : I
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3.9 • 19件の評価
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発行者による作品情報
格闘小説の金字塔が遂に電子化!
東洋プロレスの梶原年雄に敗れ、自らの肉体を鍛え続ける丹波文七と竹宮流・泉宗一郎の野試合は壮絶をきわめた。文七の名は、立会人・姫川勉の口から北辰空手総帥・松尾象山の耳にも届く。小犬のようにつきまとう少年・久保涼二をつれ、文七は東京へ。目指すは梶原!
APPLE BOOKSのレビュー
マンガ化、映画化を経て、その後の格闘技マンガの隆盛に大きな影響を与えた格闘小説の原点『餓狼伝』。空手、プロレス、柔道や古武術など、数多ある格闘技の中で一番強いのは何か。己の肉体のみを武器とする格闘家たちが、リングの上から野試合まで、自身のプライドを懸けて熱い異種格闘技戦を繰り広げる。主人公の丹波文七が無敵の達人ではなく、敗北と死闘を通して成長していく姿がリアル。さらにライバルや対戦相手たちのドラマにもスポットが当てられた群像劇となっている。短くスピード感のある筆致で、格闘技初心者にも伝わりやすいバトルシーンは臨場感たっぷりだ。初版は1985年で、実在の空手家やプロレスラーをモデルとしたキャラクターも登場するが、巻を重ねるにつれ現実の格闘技界とリンクするようにサンボやブラジリアン柔術など新たなトレンドが取り入れられている。また、格闘技界に与えた衝撃も少なくなく、K-1やPRIDEといった格闘技イベント誕生の萌芽(ほうが)になったともいえる作品だ。2024年には主要キャラクターの藤巻十三を主人公としたスピンオフアニメが制作されるなど、時を経てなお進化を続けていることに驚かされる。
カスタマーレビュー
再再読了
初版を20代に読めたことに感謝。改めて50代に電子書籍で感謝。多分70代でホログラムで寝ころびながらかな ^_^;
餓狼伝
板垣恵介の漫画から入った餓狼伝、原作に凄い興味があり始めて読んだ!
格闘の興奮、丹波文七の格闘人生、普段知ってる格闘技よりも、格段にレベルの高い闘い、格闘にいる男達を読めて満足!この先もまだまだ読めると思うと嬉しい!