



学問のすすめ
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3.6 • 484件の評価
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発行者による作品情報
「天は人の上に人を造らず,人の下に人を造らず」の一文で始まる『学問のすすめ』は、1872(明治5)年から1876(明治9)年にわたって17編の論文として発表され、1880(明治13)年に1冊の本に合本された。明治維新以前の封建的な儒教思想による道徳観から脱却し、西洋的な合理主義・自由主義に立脚した近代国家の市民としての意識転換を促す書。当時の日本の人口が3000万人程度にもかかわらず、最終的な発行部数が340万部という大ベストラーとなった。“天賦人権思想”を宣言した言葉として広く知られる「天は人の上に人を造らず,人の下に人を造らず」は、「アメリカ独立宣言」の一説を翻案したもの言われる。
APPLE BOOKSのレビュー
慶應義塾大学を創設した福沢諭吉が、明治5年から明治9年にかけて記した論文をまとめた不朽のベストセラー。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」というあまりにも有名なフレーズは、人の平等をうたった名言として今に伝わるが、その続きに「と言えり」と書いてあることを知る人は少ない。人は平等といわれているが、実際にはそうはなっていないことを明らかにするのが最初の文章。しかし、その不平等を解消するために学問が必要と説くのが本書の主旨であり、平等を目指している姿勢に間違いはない。単なる建前に彩られた思想書ではなく、学問が出世の道を開くという信念に基づくドライなビジネス実用書でもある。文字が読めなければだまされるし、計算ができなければ搾取される。格差の原因を学問に求めた福沢の言葉は、江戸時代という格差社会で生きてきたからこその実感が込められている。そして、個々の教養のレベルが上がった時にこそ、日本という国が真に生まれ変われるという啓蒙(けいもう)書となっている。明治初期に比べればはるかに教育水準が上がった現代であっても、格差社会が続く限り読まれるべき名著といえる。
カスタマーレビュー
有名だけど
読めるけれど読みにくい…
言いまわしというか、昔の文学だなーって感じです。
そして長い…
読みにくいのは馬鹿だからなんだけれど><。
さすが!
やはりこの本はすごいですよね!
私も子供の頃に読んだことがあるのですがやはりいつ読んでもいい本ですよね!
難しい内容f^_^;
本が欲しくなりました(^ー^)ノ