



かえるの王様
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3.4 • 37件の評価
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発行者による作品情報
ある国の王女が井戸に金の毬を落としてしまう。そこへ現れたカエルの「自分を王女様のお友達にしてくれたら拾ってきてあげる」という申し出を受け入れた王女だったが、約束を破って毬だけを奪って城へ逃げ帰ってしまう。それでも諦めないカエルは王女を追いかけ城へと向かう。実は魔女にカエルにされた王子ということも知らずに王女は……。一貫して『グリム童話』の巻頭を飾る、最も有名な話のひとつ。版を重ねるごとに加筆・修正が施され、当初の口承文芸の素朴さから、ロマン主義色の強い創作メルヘンの趣が横溢する作品へと変貌した。